秋から冬を終え春へ夏を迎える盛りの付いた犬鳥の群合唱行き違う道と人達午後のバス停公園のベンチの下で雨宿り無表情の中の温もり夜が連れてきた朝の一時石鹸の香り一緒に入ったシャワーの後のシャワー休日の散歩道見上げた見下ろした繋がれた手のひら軽く触れられた心地よい息の音濡れた瞳おだやかな夢儚い永久の望みにに………壊れた月を握りしめて
[前頁] [夕空の部屋] [次頁]