空は何処までも広く鈍感で雲は儚く繊細木々は空を見上げ囁いて大地は空を制限してる僕らはそのどちらにもいなくて翼を模造した羽を散らしながら堕ちていく闇に深くに繋がったまま這いずり回っているその外では月はからっぽのままに僕らを綺麗だよって笑ってくれた海には僕らだった羽が漂っている月明かりに照らしだされて
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