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夕空の部屋


[715] 凪がれ
詩人:夕空 [投票][編集]


騒がしくもない
日常に
冷たい雨
涙の形
行方しれず
さまよい歩いて
たどりたどり
道の上を歩き
下を向いて
疲れて
空にため息
雲に変えて
両手はてのひら
ポッケに詰めて
物見ぬ目で
通り通り
草を食べて
橋の下
川の麓に
堕ちる雪に
知る哀れさと尊さに
ふと
息に飲んで
体を温めた

2008/01/01 (Tue)

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