詩人:みのる | [投票][編集] |
被 害 妄 想 者
み の る さ ん
昨日のメールのことを
ズルズル引きずって
「嫌われた」
と勝手に思い込んで
みのるさんの朝は
始まります。
朝から被害妄想全開の
みのるさん。
これじゃ疲れも溜まります。
学校でも
元気なふりして
頑張ってます!
被害妄想の原因は
みのるさんと
同じクラスのK君です。
何を隠そうみのるさんの
彼氏です。
K君のせいで
みのるさんは毎日
被害妄想で疲れきっています。
そもそも被害妄想……………
…ブツッ……プープー…
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自分を押し殺してまで
存在する意味
ってあるのでしょうか??
そう近頃思うみのるさん。
相手に合わせてばかりのみのるさん。
こんな自分が嫌いなみのるさん。
存在消滅希望のみのるさん。
泣きたいのに泣けない
みのるさん。
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「苦しい」
誰かに気づいて
欲しいけれど
気づいて欲しくない
「寂しい」
独りでいたいけれど
独りでいたくない
「悲しい」
なんで泣いているのか
わからない
矛盾だらけの
この思い
ぬぐってもぬぐっても
まとわりつく
「私はなぜここにいるのですか」
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田舎で育った私には
都会という環境が
どうしても辛い
絶えることのない
救急車のサイレン
消えることのない
世の中の光
その中に独りだけ
取り残されたような
そういう感覚に陥る
寂しくて寂しくて
仰向けになり虚しく
天井を見つめるだけ
自分は何をしてるのか
これで本当にいいのか
生きてる意味はあるのか
自問自答を繰り返す毎日
誰かに助けてもらわないと
自分を上手くコントロール
出来ない事を初めて知らされた
都会に迷う田舎者
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カレーを作った
あまりにも多すぎて
朝昼晩ずっとカレー
独りで食べるには
多すぎるよ、と
誰かがいたら
助かるのにな、と
誰かと食べたら
美味しいのにな、と
そんなことを
つぶやきながら
はは、と笑ってみた
カレーに恨みはないけど
カレーのせいで知った
独りぼっち、という孤独
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言葉にしなきゃ
伝わらない
って言ったのはあなた
ふりしぼって
出した言葉を
軽くあしらったのはあなた
もぉ何をどう
言葉にすればいいか
どう伝えたらいいか
わからない
私を狂わせたのはあなた
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ふた、開けちゃった
開けてはいけない
ふた、開けちゃった
閉じ込めてた感情が
どんどん、どんどん、
溢れてきてる
どんどん、どんどん
でも自分から望んで
開けちゃったんだ
あの人と近づきたくて
少しでも繋がっていたくて
ふた、開けたら
あの人の事しか
考えられなくなった
もお、ふた閉めれない
もお、ふた閉まらない