ホーム > 詩人の部屋 > Bobの部屋 > 投稿順表示

Bobの部屋  〜 投稿順表示 〜


[35] 忘れ物
詩人:Bob [投票][編集]



どぉやらあたし忘れ物してきちゃったみたい


ダメだね


想い出がいっぱいつまったあの部屋には
もぉ行かないって
決めたのに

あなたとは
もぉ逢わないって
決めたのに


それなのに
こんなに大切なモノ
置いて来ちゃうなんて…



そろそろ取りに行ってもいいですか?


あなたのすぐ傍に
忘れて来ちゃったあたしの
  “恋心”




 

2005/11/16 (Wed)

[37] ボタン
詩人:Bob [投票][編集]


しっかりと繋ぎとめていたはずの君と僕との関係


でも実は…


掛け違えていたボタン


必死でとめ直す
このかじかんだ手



君の手を握っていた
あたたかいはずの手


でも実は…


君の心をつかみとれていなかった


かじかんだ手じゃうまくとめ直せなくて


流した涙は寒さで
凍りつき
溢れた想い出は切なさで
凍りついた


二度と溶けない氷を

落としたら粉々に割れてしまう氷を

かかえて



僕は歩きだす



ボタンは全部

ひきちぎって…


 

2006/02/01 (Wed)

[39] 井の中のかわず
詩人:Bob [投票][編集]


井の中のかわず
大海を知らず


井の中のかわずは
せまいせまい井戸の中で
1番なのだと思ってる

己の大きさを過信して


井の中のかわずは
ひろいひろい大海に出たらそこで何を思うのだろう?
己の小ささを過信して


そこにあるのは
失望か?落胆か?


大海に昇る太陽は
かわずに何をみせるのだろう?


恐怖か?絶望か?




そこにあるのは


希望であってほしい



 

2006/02/01 (Wed)

[47] Promised Land
詩人:Bob [投票][編集]

こぼれ落ちる涙を
拾い集め 拾い集め
たどり着いたこの地

苦しみを隠す笑顔を
張り付け 張り付け
たどり着いたこの地


すごく居心地がよくて


足元を満たす温かい水
抱えていた涙たちも解き放していた

体の周りを包む温かい風
張り付けていた仮面さえも破り捨てていた


この世の全ての愛がこの体を包み込むかのように

安らかな静寂
高らかな鼓動


どれほどの時が過ぎたのだろう?
この場所は居心地がよすぎていろんな物を捨てていた

いつの間にか
自分さえも捨ててしまっていた


己を捨ててしまった場所
こここそが全てを超越した場

2006/02/17 (Fri)

[50] 一番
詩人:Bob [投票][編集]



君が今
何をしているのか

すっごく心配


君がほら
他の男にとられてしまうんじゃないかと

すっごく不安


君がすぐ
僕の事飽きてしまうんじゃないかと

すっごく怖い




それなのに


二人でいる時は




君がちょっと
笑うだけで

すっごくうれしい


君がそっと
抱いてくれるだけで

すっごく安心


君がチュツて
キスしてくれるだけで

すっごく幸せ




なんでだろう?

そこには

心配も不安も恐れも

何もない




ただひたすら


君が僕の一番で

僕が君の一番

 

2006/02/27 (Mon)

[53] 雪どけ
詩人:Bob [投票][編集]


ありがとう


何時この言葉を口にしても
貴方への感謝の気持ちは
伝えきれない




振り返るな


自分で言ったくせに
振り返っていたのは
自分だけだった




さようなら


あれから何回この言葉を口にしても
あの日、あの時、貴方に言ったさよならだけは
消えてくれない



出来ることなら戻りたい
あの頃へ


出来ることならいきたい
貴方のそばへ



暖かい日差し
雪が溶けるように

想い出だけが溶けていく


凍りついた心はこのまま

何度暖かい季節が来たとしても
溶ける事はないでしょう

2006/10/24 (Tue)

[58] りんごの願い
詩人:Bob [投票][編集]



私ワりんご

貴方ニ惚レテ
色付クノ

貴方ガ気付イテクレルヨゥニ
色付クノ


私ワりんご

貴方ヲ想ィ
香ルノ

貴方ノ頭ノ中ヲ支配スルタメ
香ルノ


私ワりんご

貴方ノタメニ
熟スルノ

貴方ニ食シテモラゥタメダケニ
熟スルノ


貴方ニ食サレテ
貴方ノ胃ノ中デ
初メテ気付クノ


私ワ貴方ニトッテ
タダノりんご


貴方ワタダ私ヲ食シテ終ワリ
残ッタ骨種ワ捨テサッテ
他ノ食ベ物捜シニイクノ


ソレデモイィ
ソレデモイィノ


私ワ貴方ヲ愛シティマス
私ワ貴方ノ中ニ溶ケコンデ
私ワ貴方ノ血肉トナリ
私ワ貴方ノ中ヲ駆ケ巡ルノ


私ワ貴方ニナルノ
私ワモォ貴方ノモノ
貴方ワモォ私ノモノ


願ゥ事ワタダ壱ツ


私ノコトヲ愛シテサィ

2006/04/02 (Sun)

[63] 三日月の夜
詩人:Bob [投票][編集]



君の残り香が

少しでもあるモノを

探して

それに包まる

僕がいた




満月が輝いていた

あの日の夜

君と僕

偽りのない愛に

満たされていた





愛していると

もぉ一度

言ってくれ




愛していたと

もぉ二度と

言わないでくれ





欠けていく

この月が

なくなって

しまう頃にはもぉ

残り香さえも

消えてしまうのかい?

2006/10/24 (Tue)

[64] カーネーション
詩人:Bob [投票][編集]



手に握った一本のカーネーション
貴女の前に差し出す

花の香りは線香の匂いに掻き消され

モノトーンの世界にポツリと咲く紅色



家に帰って炊事場に目がいく

もぉ包丁の音は聞こえてこない

一昨年あげた百均の造花のカーネーション

去年あげたコンビニの造花のカーネーション

いまだそこに飾ってあった



今年こそは…

それなのに貴女はもぉいない


どぉして貴女が生きているうちに花の一本もあげなかったんだろう?



約束だ

年ごとにカーネーションの花の数一本ずつ増やして
毎年この日はここにくるよ

灰色に紅色を添えにくるよ

 

2006/05/14 (Sun)

[65] 私は知らない
詩人:Bob [投票][編集]


私は知らない

愛とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

恋とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

友情とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

家族とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

夢とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

希望とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

絶望とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

生とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

死とはどぉゆうモノなのか



私は知らない

愛とはどぉゆうモノなのか







知らないカラこそ

欲してしまう

2006/12/06 (Wed)
63件中 (11-20) [ 1 2 3 4 5 6 7
- 詩人の部屋 -