詩人:Bob | [投票][編集] |
暗い道を歩いていた
目指すモノは光
奴が歩いていた
しがみついたのは僕
『あぁ、助けてくれ』
手を伸ばしたのは僕
微笑んだように
見えたのは気のせい?
奴は手を振り払う
『寒いんだ』
再び伸ばす手
向きを変えたのは奴
『重いんだ』
伸ばした手には手枷
歩き始めたのは奴
『待ってくれ』
つまづいた足には足枷
小さくなるのは奴の姿
光に包まれたように
見えたのは気のせい?
奴は暗闇を指差した
あぁ、気付いたよ
この手枷を嵌めたのは自分
あぁ、気付いたよ
この足枷を嵌めたのも自分
鉄鎖で繋がれた重り
のしかかっているのは想い
今まで踏み付けて来た
人々の怨み
今まで押し殺して来た
自分の情念
この鎖は断ち切れない
また増えていく枷
また重くなる重り
もう体は動かない
増えていく鉄鎖
やがて目さえも覆う
最後に見えたのは
奴の涙
あぁ、なんだ
奴の体にも鉄枷
奴も自分で嵌めたんだ
誰だって人は
自分で鉄枷を嵌める
ほんの少しの安堵
飲み込んだのは暗闇
何も見えない世界
僕の心には光
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『誰か助けて下さい。』
ほら、
お前そぉやってまた
誰かに頼るだけか?
『誰か手を差し延べて下さい。』
ほら、
お前そぉやってまた
誰かに求めるだけか?
たまには
自分の脚で立てよ
たまには
自分で立ち上がってみせろよ
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僕が産まれた理由
所詮そんなもの
僕の存在価値
所詮そんなもの
君と僕との関係
所詮そんなもの
君に対する僕の想い
所詮そんなもの
友情とゆう名の絆
所詮そんなもの
仲間とゆう付加価値
所詮そんなもの
社会に占める一人の割合
所詮そんなもの
人間が支配する範囲
所詮そんなもの
宇宙の中での地球
所詮そんなもの
ようするに
僕らの生きる世界
所詮そんなもの
“そんなもの”なのに
はかなくて
かけがえがなくて…
どうしようもなく
大切なモノ
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舞い散る羽が
打ち鳴らす時の鐘
零れ落ちる涙が
押し拡げた否の波紋
撒き散らされる歓喜が
描き出した憎悪
伸ばした手は空のみ掴む
纏わり付く不安が
求めた光
いきり立つ悔恨が
産んだ勇気
供に歩む道が
照らした笑顔
伸ばした手は空をも掴む
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ねぇ
そこに何かあった?
強がって
意地張って
突き放して
ねぇ
そこに何かあった?
取り繕って
遜って
媚び売って
ねぇ
そこに何かあった?
逃げて
隠れて
閉じこもって
ねぇ
そこに何かあった?
鞭打って
走って
働き続けて
ねぇ
そこに何かあった?
信じて
夢見て
愛して
ねぇ
そこに何かあった?
裏切って
利用して
憎んで
ねぇ
そこに何かあった?
出会って
依存して
別れて
ねぇ
そこに何かあった?
泣いて
笑って
抱き合って
ねぇ
そこに何かあった?
壊れて
墜ちて
傷つけて
ねぇ
そこに何かあった?
創って
駆け上がって
傷ついて
ねぇ
そこに何かあった?
産まれて
生きて
死んで
ねぇ
そこに何かあった?
産んで
育てて
殺して
ねぇ
そこに何かあった?
ねぇ
そこに何かあるの?
君がいってしまった
あの世界には
何かあるの?
私がいる
この世界には
何かあるの?
何かあるの?
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涙でにじんだ世界は
キラキラと
無情なまでに綺麗すぎて
また涙を誘うんだ
想いをたくさん
詰め込んだ
渡せなかった
この甘い
甘い甘いチョコレート
頬を伝い落ちてきた
涙は少ししょっぱくて
チョコレートの甘さをひきたてた
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僕が
空に恋い焦がれたのは
君が
光を教えてくれたから
何も
いらなかった
何も
知らなかった
ただ
暗闇が広がり
ただ
すごく寒くて
いつも
何かを捜してた
いつも
何かに怯えてた
早く
終わればいいと願った
早く
助けてくれと願った
ただ
願っていただけ
ただ
待っていただけ
それで
得られるはずもなく
それで
進めるはずもなく
僕は
光を知ってしまった
空に
恋い焦がれてしまった
もう
抜け出せない泥沼
もう
踏み込めない追憶
空を
翔ける鳥の声に
夢を
たくす愚か者
あぁ
泣かないで
雨が降るから
さぁ
笑ってくれ
そばにいるから
夢の中で消える姿
夢の中に消えた恋
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キラキラ輝くお星様
どうか私をつれてって
夢にまで見たこの世界
夢の中で終われたら
素敵な素敵な
ことだったでしょう
だけどそれは夢でした
刺すような光
揺るがすものは
朱い眼をした時の声
キラキラ輝くお星様
どうか私を導いて
あのお月様が
雲で隠れてしまう前に