詩人:Bob | [投票][編集] |
嫌なモノは
捨ててしまおう
でもそれじゃ
いつまでも逃げ続け
きっと前には
進めない
どんな時でも
挑んでいく
そんなことは
出来ないけれど
たまには
向かい合ってみるのも
いいんじゃない?
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君を手放してしまった
僕にはもう
『強くなりたい』と
願うことしかできなくて
『幸せになってくれ
大丈夫、僕なら強く生きるから』
本音半分
建前半分
君がいないのなら
強くいられるはずもないのに…
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あぁ早く咲いてくれ
僕のサクラ
まだ咲かないでくれ
乱れ桜
握りしめた薄っぺらい紙は
僕にはあまりに
重たすぎる
この一年間のすべてをこめた
この三年間の願いをこめた
簡素な数字の羅列は
頭の中を駆け巡る
僕だけじゃない
ここにいるすべての人の
心臓の高鳴りを感じ
運命の時
張り出された数列を
必死に目で追い
頭を駆け巡る数字と合わせる
沸き上がる歓声
溢れ出す涙
少しの焦りと
大きな不安
……253
……256
……264
……………
一瞬にして
音の世界は閉ざされた
もう何も聞こえない
歓声も涙をすする音も
聞こえない
一瞬にして
色の世界も閉ざされた
すべての物がモノトーン
もう何も
見たくない
風に吹かれ
散りだした桜だけが
僕の世界を
薄紅色に染めた
僕のサクラは
咲かなかった
僕の桜は
散ってしまった
詩人:Bob | [投票][編集] |
どうしよう……
どうしてこんなにも
あなたのことが気になるの?
メールを開くたび思い出すの
あなたからの最初のメール
そこに書かれた私の名前
いきなり呼び捨てだったから
私はドキドキしちゃったの
ふとした瞬間思い出すの
あなたの笑顔
冗談が得意なあなたは
みんなを笑顔に変えてしまうから
私まで笑顔になっちゃうの
雑誌を読んでると思い出すの
あなたのお洒落なファッション
他の誰にも似つかない
あなた自身を貫いていたから
私は惹かれていっちゃった
でもそれだけだったら
ただの憧れで
終われたのに…
なのにどうして…?
どうしても忘れられない
あなたの姿
あなたのことを考えると
必ず最後にはその姿が
浮かんでしまう
あなたの何を思い描いても
必ず最後にはその姿に
たどり着く
あなたのその
鼻毛姿……
私の背は低いから
斜め下からあなたを見ると
はっきり見えてしまったの
鼻の穴に大量の鼻毛
他の人を
斜め下から見たとしても
決して見えたことはなかった
鼻毛…。
どうして?
よりによってあなたのが?
どうしても頭から離れない
忘れられなくなっちゃったじゃない
もう憧れなんかじゃ
終われない
あなたのこと
大好きになっちゃいました!!
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両翼を手折られてしまったあなたには
鋼の翼を与えよう
それならばもう
手折られることはない
その代わり
羽ばたくためには
力が必要
飛び立つためには
勇気が必要
鋼の翼は
今のあなたにとっては
重すぎて
持ち上げることすら
ままならないでしょう
だからあなたは
鋼の翼を羽ばたかせるだけの
力をつけないといけない
それがきついと言うのなら
それが嫌だと言うのなら
ただ新しい翼が
生えてくるのを
待てばいい
ただし
新しい翼は
今までの翼と
何も変わらない
すぐに手折られて
しまうでしょう
何かのためには
何かをしないと
何もおきやしない
それ相応の努力が必要
さぁ選ぶのは
あなたです
私はただ
機会を与えるだけ
手折られることのない鋼の翼を手にいれて
自分の力で
飛び立っていくのか
飛ぶための苦労はない新しい翼を待ち続け
手折られることを
繰り返すのか
決めるのは
あなたです
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『好き』
って言うくせに
すぐに私から離れていくの
どうせあなたも
そうなんでしょう?
口だけで
心のない『好き』
それでも私は
『好き』を求めて飛び回る
愚かなみつばち
空虚な穴を埋めたくて
でも過ぎさっていく
『好き』なんかじゃ埋まらない
わかっているのに
それでも私は
『好き』に振り回されてしまう
愚かなみつばち
甘い甘い蜜をくれるなら
それでいい
本当に?
心の中にはいつだって
答えのわかりきった葛藤
それでも私は
愚かなみつばち
空虚な穴からは血の涙
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今日を笑顔で過ごせたら
明日も笑顔でいれるかな?
明日も笑顔で過ごせたら
明後日はもっと笑顔になれるかな?
明日笑顔になれるなら
今日の涙は意味があるんだね
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強くあろうとして
あがいていた自分
ちっぽけだと
気付いたンだ
夢を描いたキャンパスも
握リ潰した筆で
君が描いたあの空さえも
ちっぽけなンだと
気付いたンだ
あぁ…
ちいさいな
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新しいモノを
手に入れるたびに
たくさんのモノを
失っていくから
だから
本当に大切なモノが
見えなくなってしまうんだね
わからなくなってしまったんだね