詩人:You | [投票][編集] |
どうか、
我が儘な私を赦して
“無理だろ”
って何気なく笑って
どうか、
その手に触れさせて
何も云わずに
5秒だけでいい私を赦して
どうか、
私との日々を忘れないで
“忘れないよ”
と、静かに笑って
どうか、
否定だけはしないで
せめて気付かない振りして
さりげなく笑って
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あと、どれだけの
時間を使って
君を想って生きるのだろう
あと、どれだけの
犠牲を払って
君を想う毎日を
手にするのだろう
あと、どれだけの
僕の言葉を
君に伝えられるのだろう
僕ら限りなく他人に近付く
たとえば、
どこかで君と偶然会ったなら
意地と虚勢を張って
僕は無理矢理に顔を作るよ
もしも、
本当にもしも
自惚れかもしれないけれど
僕の言葉が
僕の存在が
そのひとつひとつが
君に重くのし掛かっていたなら
いいよ。
僕との記憶を消してくれても
いいよ。
無理に思い出そうとしなくても
いいよ。
僕を忘れてしまっても
僕がちゃんと
君を知っているから
僕はずっと
忘れやしないから
君があの人に荷物を
軽くしてもらっているなら
その荷物に残った
僕の指紋を
消してしまいたいなら
いいよ。
綺麗さっぱり洗ってくれても
いいよ。
僕は君が好きだから。
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雨の音を聴けば
思い出すんだ君のこと
あれからどう過ごしてるかな
誰かと出会えてるかな
いつもと同じ帰り道
歩きながら思ったんだ
ほら、僕にはまだ愛せないものばかり溢れてる
愛しているのに愛せずに
また君を傷つけて
抱きしめるのにその腕で
君を壊してしまったよ
愛しているのに愛せずに
また君を傷つけて
繋いでいるのに手のひらで
君を突き放してしまったよ
愛しているのに愛せずに
また君を泣(ワラ)わせて
そっと触れる指先で
君を救いたかった
君はどこにいるの?
今君は元気ですか?
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夜の音が聴こえる
街は眠りについたよ
月が欠けて星一つ空に堕ちていった
いつでも傍にいることが
愛だなんてそんな二人はもういらない
月の影で僕と君と秘密の待ち合わせ
星の隙間愛し合うの
静かに夜が明ける
星空に降る雪を握りしめて魔法かけて
君の手のひらへ
星のワルツ眺めてつないだ手に
流れ星一つ堕ちた
君の胸へ静かに飛ばすよ
僕からの愛を。