詩人:パク | [投票][編集] |
小さくて大きな命が誕生した。
君と僕の笑顔と涙が交じり合うなかで。
元気な元気な産声と共に。
僕の手を力いっぱい握る君の小さな手が
赤ちゃんを抱く優しいママの手に変わる
「目はおまえに似てるな」
「鼻は俺かな?」
「口は誰だろ?」
些細な会話の中に
最高級の幸せを感じる
言っても言っても足りない言葉…
頑張って産まれてくれた君に
『ありがとう』
頑張って産んでくれた君に
『ありがとう』
2人が元気な事に
『ありがとう』
これからは親父が頑張る番だから…
この詩に
精一杯の思いと
ありがとうを乗せて…。
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切なさと
虚しさが交じり合う
交差点の真ん中に
独り。
点滅する青信号
涙ぐむ目には
もう赤色。
冷たい夜風を肌で感じながら
温かい君を心で感じる
交差点の片隅にある
電信柱
それに触れた瞬間
涙が溢れ出す
溢れる涙を止めようと
顔を上げると
滲んだ信号は
まだ
赤色。
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今を奏でるメロディーが寂しい曲に変わっていく
今を生きる
その最大の理由が遠ざかっていく
1日中あがいても
何もみつからず
何も変わらず…
ただただ目の前にある大きな壁を見上げるだけ
もどかしさを堪えきれず
枕を濡らす
漏れる声が心に染みて
君との愛を確かめるように
決意という名の旗を
根元まで
突き刺す
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愛してる
ただそれだけを君に伝えたい
ありがちで嘘っぽい言葉
それでもいい
君に届いているのなら
理屈なんて何もない
君がいる限り
愛してる
安っぽい言葉
それだけ
ただそれだけを
君に
マジで愛してる
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乾いた空に手をのばす
揺れ動く心の狭間で聞こえるギシギシ鈍い音
君の無限の可能性を摘み取るように
ここに僕がいる
不安定な光を
照らしつづけている
君が後悔と呼ぶ日がきたなら
僕の好きは過ち
悔し涙をせつなさで紛らわす
ドクドクした不安定な音を聞きながら
ゆっくり目を閉じて
君を想う
かけがえのない君に
かけがえのない
夢と
幸せを
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夜風にあたりたくて外に出た
ビール片手にタバコをくわえて
夜空には小さくて丸い月
とてもキレイな月だから
君が溢れだす
とてもキレイな月だから
切なさが溢れだす
とてもキレイな月だから
君に言いたい
おやすみ
また明日
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クソッタレな程青い空に
使い古した青い絵の具で
また上から塗り潰そうか
色褪せていくこの世界を思いながら
クソッタレな程長い道だから
履きならした靴を脱ぎ捨て
裸足で今を駆け抜ける
辿り着いた先に何があろうと
ボロボロになった服の裾で鼻をすすって笑ってやる
クソッタレな程暑い朝に
蝉より大きな声で叫んでやる
ホットコーヒーでもすすりながら
平然を装って
クソッタレな程丸い月が出ている夜だから
チラシの裏に四角い月を書いてやる
転がっていかないように
亀でも餅つきさせようか
クソッタレな程輝く一番星が見えるから
部屋の明かりをすべて消し
豆電球をつけてやる
ダイニング
キッチン
寝室
こっちは3つだ
何座にしようか?
クソッタレな程不器用な俺だから
器用なぐらい君を愛し続けてやる
例え型にはまらない愛だとしても
クソッタレな君を
いつまでも
永遠に…
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僕のいっぱいになった吸い殻に埋もれた君の一本のタバコ
君のはちょっとだけ長くて、淡いピンク色が付いている。
なんだか捨てるのがもったいなくて君のだけ残して
綺麗な灰皿に一本だけ入ってる吸い殻。
ちょっと長くて淡いピンク色が付いている
この灰皿がキレイな吸い殻でいっぱいになるのはいつだろな
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大きな大きな鍋で
おいしいスープ出来るかな?
透き通る綺麗な水を鍋に七割入れて
まずは甘酸っぱい初恋を
それからあの時の悔しさを
えっ?
分量?
それは君に任せるよ。
次は何かをやり遂げた時の感動
そして失敗した時の悔しさ
色々な人達に貰った優しさ
色々な人達への憎らしさ
君の人生全部入れて
最後に無味無臭で無着色の未来を入れる
強火でグツグツ煮込んだら
ほら出来上がり
君のスープはどんな味?
詩人:パク | [投票][編集] |
僕の心には一つの花が咲いている。
最初は小さい小さい種だった。
でもみんなの優しさが肥料になり目をだして、流した涙が水となりどんどんたくましく大きくなって、君という存在がまぶしい太陽となって花を咲かせた。
人は一人で生きていけない。
みんなの優しさで、自分が流した涙で、君という存在で咲いた花。
どんな強風にも負けず、ただしっかり根をはってたくましく咲いている花。
そんな花をみんなは持っていますか?