詩人:空き缶 | [投票][編集] |
君が辛い思いをする度に
僕は「大丈夫?」と声をかける
その答えはいつも
「平気」の一言で終わってしまって
君は家に帰って
一人で泣くのを知ってるけど
今日も僕は声をかける
いつか二人で一緒に泣けるように
「大丈夫?」を繰り返す
詩人:空き缶 | [投票][編集] |
もしも僕が太陽なら
死ぬまで君を見守れるのに
もしも僕が月だったら
いつでも寝かしつけるのに
もしも僕が風だったら
君の涙なんて乾かすのに
もしも僕が彼氏だったら
君の横を歩けるのに
君の「好き」が聞けるのに
詩人:空き缶 | [投票][編集] |
犯し作り初めての君と
変質者気味の僕とで
いちごみるく作ろうよ
材料は君と僕
うっすら膜ありの唇に
筒状のみるく注ぎこんだら
中で赤い 赤とみるくが
混ざり、合わさって
いちごみるくが出来るから
それを指で掬って
子宮に異物感を感じる君に
ね?舐めさせてあげる
詩人:空き缶 | [投票][編集] |
小学生の時のアルバムを開くと
何故か幼い純粋さに羨ましくなる
大人になると
純粋さを捨てて ズルさを学び
傷付く事には受け身をとって
逃げ道ばかりを作ってる
全部に対して保守的で
時々自分の笑顔が不安になる
皆で走って
たまには転んで
大声で笑って泣けたあの時が
凄く羨ましくて
でも 今になってはアルバムを見て
ぎこちない笑顔を作るだけ
詩人:空き缶 | [投票][編集] |
僕が弱かったから
僕が君の傍にいなかったから
君は僕以外を求めて
君は居なくなったんだ
今は大丈夫
独りだから
朝になるまで泣いて
明るくなって涙が消えたら
君に感謝しようか
僕が次に繋げる為に
もう失敗しない為に
何より君が笑えるように
あの時言えなかった言葉に変えて
「ばいばい」