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愛 の部屋


[225] 戯言
詩人:愛  [投票][得票][編集]

誰か私の心臓に触っているのですか
意識が飛ぶくらいの痛さ
この痛さは何処から来るのですか
其れは誰にも分からない

誰か私に恨みでもあるのですか
身体を引き裂くような苦しみ
この苦しみは何の為に在るのですか
其れは誰にも分からない

全て冗談だと思っていました
そんな気持ち私には初めてです
昔から知っていた事なのに
別れは必ず後から付いて来る事を

全て永遠だと思っていました
そんな気持ち私らしくもない
最初から分かっていた事なのに
別れを覚悟で足を踏みいれた事くらい

触れ合えば触れ合うほど
心臓を掴む手は強くなり
恨みは濃度を増していく
こんな事は望んでいませんでした

信じれば信じるほど
痛みを感じる事も出来なくなり
苦しみの音も聞こえなくなる
こんな事想像もしませんでした

寂しさに蝕まれた私の身体は
最早制御不可能
いっそ消えてしまえれば楽になれますか
いっそ壊れてしまえば楽になれますか

悲しみに浸された私の身体は
最早機能不可能
なにせ心を失くしてしまいましたから
なにせ感情を失くしてしまいましたから

きっと忘れません
いつか逢えるでしょう
何処にそんな根拠が御在りですか
所詮全て戯言

2007/03/22 (Thu)

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