詩人:36 | [投票][編集] |
太陽が身体の芯まで焦がす時
セミの鳴き声が耳を通りすぎ
身体の芯まで響いてくる
暑さに負けてグッタリとする僕の横で
ヒマワリは飽きる事なく太陽を睨みつける
命を繋ぐために
七年間を七日間に込めた声
命を繋ぐために
あんなにも暑い太陽を睨む姿
毎年感じる力強さを
今年もまた感じてる
そして想う
太陽よりも熱い人生を
全力で駆け抜けていこう
力強く
詩人:36 | [投票][編集] |
ただいま
おかえり
いつも何気なく交わすあいさつ
でもとても大切なあいさつ
いつか事故にあうかもしれない
何が起こるかわからない
あってはならないそんなことが
現実に起こるから
毎日当然のようにかわすあいさつは
今日も一日無事だったという
とても尊いあいさつで
だから今日が
どんなに辛い一日でも
どんなに苦しい一日でも
ただいまだけはちゃんと言おう
一生懸命生きるために
詩人:36 | [投票][編集] |
あなたは俺の時計を狂わせた
ずいぶん久しぶりに会ったのに
会わなかった時間を一瞬でうめてしまった
一緒にいる時はまるで時間がとまったように
ゆっくりと穏やかな時間が流れる
今まで惚れた人とは似てる所が見当たらない
タイプにもあてはまらない
でもなぜかいつも居心地が良い
会っている時も会えない時でさえ
あなたが狂わせた時計をこれからも二人で進めて行こうね
ゆっくりとのんびりと
詩人:36 | [投票][編集] |
10年間思い続けた
夢の仕事に就いた
夢だったのに
思ったようにできない
こんなはずじゃなかった
もっとできるはず
容赦なく自分の心を傷つける
もう辞めたい
手を抜こう
そんなことは
夢を叶えた自分の心が許さない
逃げ道が見つからない
夢だからこその苦しみが
こんなに深いと思わなかった
でもいつか
きっといつか
夢を叶えてよかったと
そんな日が来ると信じて
今はただ頑張ろう
きっといつか来るはずなんだ
だってそれでも夢は素晴らしいものだから
夢は人に力をくれるものだから
詩人:36 | [投票][編集] |
好きなことだから
頑張れる
でも
好きなことだから
辛いこともある
辛くても辛くても
自分で選んだ夢だから
逃げる事ができない
そんな苦しみに
涙がとまらない時がある
いつかくるだろうか
夢を叶えたことを喜べる日が
いつかくるだろうか
選んだ道が幸せだったと言える日が
まだまだ見えない
まだまだ未来が見えないけど
それでもきっと
いつまでも
夢を語れる
男でいたい
詩人:36 | [投票][編集] |
今がいつまでも続かない事は知っていた
明日になるのが嫌で、眠る気になれなくて
それでも時計は進んでて
今がいつまでも
続かない事は
分かってる
分かってはいるけど
詩人:36 | [投票][編集] |
いつもなら自転車で
すぐに着く帰り道
今日は雨だからって
ゆっくりと歩いてく
いつもなら後ろで感じる
君のぬくもりを
すぐ隣に感じながら
ゆっくりと歩いてく
君となら
なにもかもが喜びに変わる
そんな事を感じながら
ゆっくりと歩いてく
雨ですら楽しくて
とにかく今が楽しくて
いつもよりちょっとだけ
ゆっくりゆっくり歩いてく
詩人:36 | [投票][編集] |
俺は幸せ者だ
円満な家庭に生まれ
友達に恵まれ
彼女が素敵で
24にもなって夢を追う
だから苦しみがわからない
死にたくなる人の気持ちがわからない
君が死を選んでから
この一年、考え続けているけど
わからない
もしも死ぬ前に会ったなら
俺は君を止めれただろうか
止めれたとして、それは
救った事になるだろうか
苦しみの連鎖を続けさせるだけなのだろうか
じゃあ今後、死のうとする人には
何を言えばいいのだろうか
わからない
教えてくれ
わからないんだ
ただ・・・
ただ一つだけ
わかる事が一つだけ
俺は君に死んでほしくなかった
悲しかった悔しかった
でも何より
生きていてほしかった
死んでほしくなかった
生きていてほしかったんだ
だから俺のわがままで言う
誰も死ぬな
俺に関わった奴もそうでない奴も
もう
誰も
死ぬな
死ぬな