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ふと足元にコツンと何かがあたった
カランコロンと音をたてて
思ったよりも長く転がった
それは遠目にはきれいに透き通った小さなビー玉だった
なぜかふと気になってそいつを捕まえた
透き通っていたはずのそいつは傷だらけで
ひとめでボロボロだとわかった
いったい何度けられたのだろう
いったいどれほど転がったのだろう
身体いっぱいに傷をつけ
ただ されるがままに
涙も流せずに
ただただ傷ついていく
なぜだろうか
それがまるで心に見えた
知らぬ間に傷がつき
知らぬ間に透き通ることを忘れていってしまう
だけど知っていて欲しい
どれほど傷ついて真っ白になろうとも
中はいつまでも透き通り続けていることを
そのビー玉を
もう傷つけたくなくて
そっとポケットに入れてやった
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今日
空の青さに涙がこぼれた
青くきれいに澄んだ空が
ビルの谷間から見える
なんで涙が?
自分でも不思議に思った
ただいつのまにか空の青さを忘れていた気がする
目の前のことに毎日必死で
悩んで迷って
苦しんで悲しんで
気がつけば少しずつ
少しずつうつむいていた
都会で見える空は
特別きれいではないのだろう
でもその空は
いつでも優しく
僕を包んでくれてるようだった
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男やから
流されへん涙がある
男やから
変えられへん想いがある
男やから
曲げられへん信念がある
ほんで
俺やから
いつでも笑ってたる
今日も明日もあさっても
ずっとずっと笑ってたる
君の悲しみも辛さも苦しみも
全部全部笑い飛ばしたる
だって
君が笑顔でいられること
それが俺の宝物やから
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泣きたいんやったら
思いっきり泣けばいいやん
つらいんやったら
つらいと叫べばいいやん
しんどいんやったら
時間を気にせず休めばいいやん
悲しくないのに流れる涙は
心の苦しいサインやろ
自分の苦しみが
一番分かるのは
自分やろ?
大丈夫
多分 大丈夫やから
君はきっと大丈夫やから
そんだけ頑張ってたら
絶対大丈夫やから
自分の弱さを認めることは
弱いってことじゃなく
それは本当は
強いってことなんやから
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桜が咲いた
いつも桜は別れの後に
やさしく咲く
今年もまた
別れの寂しさを
まぎらすように
やさしく咲いた
だけど
また会おう
いつかどこかで
また会おう
いつかまた
桜のような
やさしい笑顔で
また会おう
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ありがとう
ありがとう
何度言えば足りるのか?
ありがとう
ありがとう
何度言っても足りないな
ありがとう
ありがとう
何度も言うよ足りるまで
ありがとう
ありがとう
ただただあなたに
ありがとう
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君のそばで咲く花があり
僕のそばで咲く君の笑顔がある
遠くどこかで咲く花があり
またどこかで咲く君の笑顔がある
もうすぐ僕はそばにいれなくなる
だけど君には笑顔でいて欲しい
どうか美しい花のように
人を元気づけるその笑顔を
どうか美しい花のように
人をやすらげるその笑顔を
ずっとずっと
咲かせ続けてほしい
ただ君よ
幸せであれ
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今までずっとありがとう
これからも多分ありがとう
何回も何回も
ちゃんと言おうとしてみたけれど
恥ずかしくて てれくさくて・・・
だけどちゃんと言うからな
俺にも子供ができて
親父になれて
一応ながら一人前になれたと思ったら
ありがとうって言うからな
それまでは
せめてその時までは
親父
死んだらあかんで
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君の足元に咲くその花が
枯れてまた
咲く頃に
君は新たな場所へと
巣立っているだろう
そして
僕はそばにはいれないだろう
だけど想っている
君がまたその花を見て
美しいと
君の笑顔が咲くことを
何よりも美しいその笑顔が
力いっぱい
咲くことを