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千波 一也の部屋


[1106] モンブラン
詩人:千波 一也 [投票][編集]


つき立てたスプーンは

さながら銀嶺


氷寒は、あまい

あまくて

ぬくい



だれかの失くした王冠と

つとめてしずかな

舌鼓



ありふれた脱ぎ捨て方で

癒しのすべが

固まってゆく


模倣の山の頂

みたいに




2011/10/26 (Wed)

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