詩人:千波 一也 | [投票][編集] |
反論がある、ってことは
温かいよね
ひねくれ者でも
あげ足取りでも
相手になってくれるだけ
感謝しなきゃね
雨のなかを、さ
わめきながら駆けぬけるのは
馬鹿馬鹿しいよね
いまさら
そんな歳でもないだろ、って
わらえてくるよね
わらい合えるよね
ひとりぼっちのため息は
嫌いじゃない
嫌いじゃない、けれど、
放りすぎたら
風邪をひく
蓋をしたくなる気持ちはわかる
距離をおきたい
気持ちもわかる
だけど
そののちに
後悔がうまれることも、わかる
天涯孤独の泣き虫なんて
あり得ないこと、と
思うのよ
おそらく
あんたの分が悪い
一直線じゃ
曲がりづらいもの