ホーム > 詩人の部屋 > 千波 一也の部屋 > ぬかるむはる

千波 一也の部屋


[788] ぬかるむはる
詩人:千波 一也 [投票][編集]


泥を かわして

かわして また 泥


すきだとか きらいだとか

そんな難しいことは あとからになさい

もっと ずっと あとからになさい

余裕がでるまで 待ちなさい



 陽をあびて みんな

 どんなふうにも 混ざり あい
 

 いそがしいものだ ね 

 日々のいのちは
 

 いそがしい ものだね 

 しきたり しき たり
 

 風にほどかれ みんな

 どんなふうにも 呼ばれ あう



ぬかるむことは じっと待つこと

ゆっくり すること


あきらめを にがしなさい

あしたの嘘を 捨てなさい

あやまりたいなら つかりなさい

あやうさを あいまい に

あきらかな道 の

あまのじゃく



 あまがえる、るるん


 あかさたな、

 はる


 はまやらわ、わ、は、


 いきし ちに、 ひび

 ひみいりい、に、ひ、



はじめから

みんな おんなじ はじめから


あめんぼ ありんこ つくしんぼう

みんな まっ白 

まっすぐに 

ゆき


あめ ゆき とかして

はるは 泥うみ けがれなく


はるは 泥うみ 

なみなみ 



2007/03/26 (Mon)

前頁] [千波 一也の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -