生まれてしまった後ならば、二度と生まれていけないだろうかと、ひとりごとだけ生んでみるいくつになっても守られるから、さびしさは無くならない幼なじみはそんな厳しさ寄り添うほどになにかが欠けていつだって、単純な複雑さをさまよっていてもしかしたら毎日が生まれたて、たやすくないけれどそうであって欲しいからもどかしく、ゆたかなはざまを転がっている生まれてみたい、こどもたち抱えているのはかなわない笑み
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