詩人:千波 一也 | [投票][編集] |
ひたむきだから
汗をかく
それは
おろかであるかも知れないけれど
ふしあわせの向こうが
しあわせであったり
するもので
虹は
しずかに消えてゆく
あおぞらがきれい
夜のあとならば
にわか雨にも
息づける
うしなうものなど
ありえないよね
変わってゆくことはあるけれど
変わってしまうものといえば
たとえば瞳の角度、
だろうか
水面でありますように
いつまでも
いつまでも
ねがうことだけで水になれる
そんなふたりが
守られますように
きみだけの永遠は
ぼくだけの
天使
いつわりではなく、
まるで子どものようにして
ここにうたがあるよ
あおぞらがきれい
流されるほど、
いたみはやわらかに
ひかるもの
ぎこちなくても
涙にうまれて