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千波 一也の部屋


[866] ゆきうらない
詩人:千波 一也 [投票][編集]



わたしのなかでは

きえない、ゆき


きこえないことば、には

あふれるくらいに

ふれているのに


ふるえています

たしかさを


ましてゆく、ような

かさのなか


みずからふかく

かさのなか



おもかげは

ひとつの、きのう


くわしくなりえない、その

きのうはふえて


おもくなります

うらうらの

いし


ただようなみまで

おいかけ





うらない、

そうです


どこにもなく

どこででもなく


ついで、

あらゆるみず、を

むこうにおいて



わからない、ほど

うれて、うれゆく

からがらのひび


すみますか

やみますか


ふるい、わたしを

ひとみに

かえて


2008/01/25 (Fri)

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