散らばりながら 宝石はその名を きれいに 縁取ってなお美しくひとの手を とる散らばって ゆくこころのそとでおどりはいつも鮮やか だ手 を逃げるのも手に 逃げるのも巧みな飾りに 値するそれら、あまりに自由なほこりの ほのおに魅せられてあお られるのは星座のかたり散らばりながら 宝石は傷つくための傷から 離れるただ美しくひとの手を とり
[前頁] [千波 一也の部屋] [次頁]