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少女貴族の部屋


[46] 嫌悪
詩人:少女貴族 [投票][編集]

あぁ…聞こえる…聞きたくない声が…
嫌だ、嫌いだ、やめて、やめて、

眠っていた意識が残る…―大抵起きた時は夢と現実が曖昧になる―…

時計の針はゆっくり時を動かし、雀は鳴きながら庭を歩く

私は今は現実であるのを確認して布団に潜った、

父と母のいつもとは違う話がふと耳に入ってしまった……聞いてすぐにわかった……


―怒ってる…―


私は洗面所で顔を洗う、髪をとかす、歯を磨く、

そして両親がいるリビングに行こうとした足を止め、反対の自室に進めた


今日は一日中部屋にいよう…
きっと私なんて両親のケンカを拡大させる…そんなものだ

―…強くない自分、逃げ出す自分、…―


あぁ…………嫌いだ

2007/05/28 (Mon)

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