詩人:kana. | [投票][編集] |
息を吐く 白く木霊した空気が 闇に消える
月に白い吐息が重なって 視界をぼやかす
切ない胸の痛み 空にも伝わるぐらいに
パラパラと粉雪が舞い降りる
涙が頬を伝い 首へ伝い 肌をさす風が身に凍みる
ねぇ... 今 この空を見てる???
今 何を思ってるの???
私は星空を見て君を想うの
大切な涙は私を強くさせるための一雫....
きっと 流れて 落ちる涙のように
君に伝われ この想い...
手を擦り 吐息をあてながら暖める手を
見つめて あなたの温もりを思い出す
楽しかった日々や辛かった日々が
今 瞼に色褪せずに映る
届かない君へと 手を伸ばしてみる でも やっぱり届かなくて
苦しさと切なさが混ざり合って 私の胸を締め付ける
ずっと 私は君のことを待っているからね???
大切な気持ちだけ閉まっておくよ
いつかまた出会えたら 君へ伝えるからね...
また 出会える希望を抱きながら
冬風に身をまかせる