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運命だ。
運命なんだ。
人間は、何十憶人いる地球の中で
「もう一人」を探すんだ。
巡り逢うのは
過去か、現在か、未来か。
銀河系の様な無限の可能性の中で、
その光を探している。
遠い遠い、小さくて大きな。
北極星よりも眩い、
スピカよりも尊い、光を。
一生逢わないかもしれない
もう逢ったかもしれない
これからかもしれない
―――分からないけれど。
でも僕は、
もう巡り逢えたんだ。
好きよりも「愛しい」、
そんな君に。
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―――世界はまるで君色。
何だろうね、
僕の見ている世界の中心には、いつも。
君が、君だけが、いるんだ。
君を好きになった、ということ。
なんて、小さな奇跡。
だから僕は、僕の未来に。
君の名前を付けた。
(これからも、)
(ずっと、きっと、君と。)
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臆病な君は、まだ
この燻る気持ちの正体を知らずに。
恋がしたい、と嘆き続ける。
(そんな不器用な君が、
堪らなく、愛しいと思うのだけれど。)
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数えるともう13年。
歩いて来た道を振り返ってみると、
随分、お前の色が光って見えるんだ。
嬉しい時には隣で笑って
悲しい時には隣で泣いて。
僕がちらりとお前を見ると
バッチリ返ってくるニヤリ笑い。
それを合図に始まるんだ、
イタズラじみた挑戦が、さ。
同じ世界を共有しながら
二人で馬鹿やってきた日々は。
どの漫画を捲っても見つからない、
ベタで素敵な「青春」じゃないか?
互いにしか見せない顔があって、
互いに繋がる思いがある。
だから背中を預け合って、安心して。
照れ臭くて、さ。
普段は面と向かって言えないけれど。
いつも、ありがとう。
(言わなくても、伝わってるよな?)
これからも。
一緒に馬鹿やっていこうって。
…な、相棒!
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それは突然やって来た
僕の所へやって来た
隕石みたいに力強く 僕の心を貫いた
君を見ると 君といると
胸の奥が暴れ出す
「恋」ってむつかしいモンでさ
アピールなんか出来ないし
おまけに君は人気者
どうやら簡単じゃないらしい
だから、
だから僕は星になる!
輝いて 瞬いて 君の心を奪ってく
君の目に留まるよう 君の心に残るよう
太陽みたいな君に
負けないくらいの星になる
やってやろうじゃないか
広い広い宇宙の中で
たった一人 恋した君の
一番星に なってやる!
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今でも目を閉じれば
まぶたの裏は 君でいっぱいなのにね
「好き」もっと伝えればよかったのにね
冬の日 降る雪 白い息
冷たい風 暖かい手のひら
君がくれた缶コーヒー
わざと肩 触れ合わせば
微笑む君の表情に
こっちが恥ずかしくなって 顔をそむけた。
君がいて 僕がいた
君がいて 僕の幸せがあった
もういない 君はもういない
差し出された手 振りほどいた
「…ごめん」
あの時の優しさ あの時の涙
コーヒーの匂いで 想い出した…
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君は僕に
やすらぎとよろこびを
惜しみ無く与えたけれど
愛は僕に
しあわせとくるしみを
惜しみ無く与えるんだよ
君に恋する僕は僕に
君といるときめきを教えたけれど
君を愛する僕は僕に
君と歩む切なさを教えたんだよ
恋を楽しむ事は限りなく簡単で
人を愛する事は果てしなく困難だ
君を独り占めしたい僕は僕と
鏡越しににらめっこして
大きくなりすぎた気持ち隠すんだよ
君に嫌われたくない僕は君と
幸せな時間を過ごした後に
わがままを胸の奥で押し潰すんだよ
「離れたくない」って。
「離したくない」って。