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今でも目を閉じれば
まぶたの裏は 君でいっぱいなのにね
「好き」もっと伝えればよかったのにね
冬の日 降る雪 白い息
冷たい風 暖かい手のひら
君がくれた缶コーヒー
わざと肩 触れ合わせば
微笑む君の表情に
こっちが恥ずかしくなって 顔をそむけた。
君がいて 僕がいた
君がいて 僕の幸せがあった
もういない 君はもういない
差し出された手 振りほどいた
「…ごめん」
あの時の優しさ あの時の涙
コーヒーの匂いで 想い出した…
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それは突然やって来た
僕の所へやって来た
隕石みたいに力強く 僕の心を貫いた
君を見ると 君といると
胸の奥が暴れ出す
「恋」ってむつかしいモンでさ
アピールなんか出来ないし
おまけに君は人気者
どうやら簡単じゃないらしい
だから、
だから僕は星になる!
輝いて 瞬いて 君の心を奪ってく
君の目に留まるよう 君の心に残るよう
太陽みたいな君に
負けないくらいの星になる
やってやろうじゃないか
広い広い宇宙の中で
たった一人 恋した君の
一番星に なってやる!
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数えるともう13年。
歩いて来た道を振り返ってみると、
随分、お前の色が光って見えるんだ。
嬉しい時には隣で笑って
悲しい時には隣で泣いて。
僕がちらりとお前を見ると
バッチリ返ってくるニヤリ笑い。
それを合図に始まるんだ、
イタズラじみた挑戦が、さ。
同じ世界を共有しながら
二人で馬鹿やってきた日々は。
どの漫画を捲っても見つからない、
ベタで素敵な「青春」じゃないか?
互いにしか見せない顔があって、
互いに繋がる思いがある。
だから背中を預け合って、安心して。
照れ臭くて、さ。
普段は面と向かって言えないけれど。
いつも、ありがとう。
(言わなくても、伝わってるよな?)
これからも。
一緒に馬鹿やっていこうって。
…な、相棒!
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臆病な君は、まだ
この燻る気持ちの正体を知らずに。
恋がしたい、と嘆き続ける。
(そんな不器用な君が、
堪らなく、愛しいと思うのだけれど。)
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―――世界はまるで君色。
何だろうね、
僕の見ている世界の中心には、いつも。
君が、君だけが、いるんだ。
君を好きになった、ということ。
なんて、小さな奇跡。
だから僕は、僕の未来に。
君の名前を付けた。
(これからも、)
(ずっと、きっと、君と。)
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運命だ。
運命なんだ。
人間は、何十憶人いる地球の中で
「もう一人」を探すんだ。
巡り逢うのは
過去か、現在か、未来か。
銀河系の様な無限の可能性の中で、
その光を探している。
遠い遠い、小さくて大きな。
北極星よりも眩い、
スピカよりも尊い、光を。
一生逢わないかもしれない
もう逢ったかもしれない
これからかもしれない
―――分からないけれど。
でも僕は、
もう巡り逢えたんだ。
好きよりも「愛しい」、
そんな君に。
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気付けば、君の存在が
僕の中で一番になって。
人を愛するって
こういうことなんだ、って。
思い知ったんだ。
触れたくて、触れられて、
嬉しくて、切なくて。
全部、足りないくらいに。
もっと、もっと、欲しい。
そんな気もするけれど。
ただ黙って背中を合わせて、
安心して無言でいられるんだ。
そんな君がいれば。
―――大丈夫、
僕は何も怖くない。
「君がいるだけで
僕は無敵になれる、」
そんな気がしたんだ。
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恋なんて、もう
忘れかけていたのになぁ。
きみの笑顔、視線、声色に。
きっと常識なんて溶けてしまったんだ、
僕のメールに一喜一憂する君も
僕の声に安心して泣く君も
愛を囁かれて恥ずかしがる君も。
すべてが。
すべてが愛しくて。
愛しくて、たまらないんだ、と。
夜、すこし涼しい空気の中で
電波越しの声を聞く。
「きみの声が好きだ。」と囁けば
「声だけ?」と拗ねる君の声。
周りから見れば
くだらない会話かもしれないけれど。
僕は笑って
「全部が好きだ」って言い直すよ。
すきで、
すきで、
だいすきで。
こんなに、あたたかい恋を。
僕は今まで、知っていただろうか。
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誰かを殺したいとか
憎らしいとか
いなければいい、とか
死にたい、とか。
思っちゃいけないんだって分かる。
わかっては、いるんだけれど。
僕達は人間で、だから例えば
世界中の皆に好かれる事もなければ、
世界中の皆を好きになる事なんて。
あり得ない、絶対に。
だから人と人とは衝突したり、
急に自分が嫌になったり。
そんなとき、衝動的に階段をかけ上って
屋上へと続く扉を開けて。
(鍵なんて気にしない、
そんなものぶち破れ!)
灰色、曇り空の下
ただ思いの丈を叫ぶんだ。
きっと黒い霧を
心に迷わすよりも。
ほら、胸の内はきっと晴れ!
不器用な僕らは
きっとそんな事しか出来ないさ。
でも、でも、
道が見えなくなるより、ずっといい。
晴れ渡る空の下なら、
見えてくるものもあるだろう?