詩人:みあ | [投票][編集] |
赤い花は 何色の涙を流すのだろう
実際
涙の色なんて見えないけれど
心の様に
透明で見えないけれど
でも 知りたい
見てみたいんだ
僕しか知らない表情(カオ)が見たくて
赤い花は 何色の涙を流すのだろう
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神様は 何でも知ってらっしゃるというけど
じゃあ
僕のことも 知ってらっしゃるのかな
あの日見た雲の流れも
流した涙の数も
溜息の深さも―───
…全てを
知ってらっしゃるのかな
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真っ暗闇の中 手探りで進む
そっちは 行き止まりかもしれない
こっちは ガケかもしれない
怖いんだよ
誰だって…
ここより暖かい場所に
行かなくちゃならない
すぐには見つからないかもしれない
途中で倒れたら…
それでも僕は進む
手探りで
自分の足で
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はがれたマニキュア
血マメの足
破けたスカート
散った写真
君の瞳
愛してる 愛してる
くり返し言う君が
まるで子供みたい
悲しくて 悲しくて
涙も出ないよ
愛を知らない 私の子供
教えることもできないなんて
愛してる 愛してる
繰り返す事が愛ならば
何度でも繰り返そう
声が枯れるまで
声が枯れたって
愛してる 愛してる
伝わると 信じて
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突然の恐怖に襲われ
声も出なかった
どんなに名前を叫んでみても
ここに
貴方の姿はなくて
それでも
世界はいつもどおりに
周っていて
五時を知らせる鐘が
響いてた