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不思議な言語の部屋


[3] 暑さの中の溶け残り
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ビターチョコレート 溶けるまで待とう

日没と同時に 解き放とう

君がくれた言葉 解けるまで持とう

暗号染みた空 時は沈んでく・・・




プラスチックで ぶっ壊した

不協和音の 群れたちは

こだますることなく 消えた奴らの

胸を縛る 鎖と化しただろう





息を   止めてみても


時は   止まらない





風を   描いてみても


明日は  描ききれなかった





舞い上がるよりも先に 飛び出そうぜ

夢と今が溶け合って 螺旋を創り始めたら

台風と間違えた 街の誰かが

きっと 色づいた未来に気づくはずさ







ミルクチョコレート 溶ける前に食おう

そんな物よりも 自分が甘すぎたんだってば

無意味の積み重ねが 俺の今までさ

高く高く跳び上がっても 空に届きはしなかった




それでも  あきらめきれなかった俺は




〜落胆するのが怖かった 臆病者なのか?〜


〜可能性を捨てたくなかった 頑固者なのか?〜


〜成功すると断言しちゃってた 完璧主義者なのか?〜




知るか





別にいいんだ 往生際が悪いのが 俺の長所だもの

2007/08/22 (Wed)

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