詩人:ぺこベット | [投票][編集] |
次に生まれ変わっても
僕と出会ってくれるかい?
ポケットに一人分の
愛を詰め込んで
5、4、3、2
今度生まれ変わったら
次こそはうまく愛せたらいいな
1、
ばいばい、君
0
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何度も振り返るのは
君を探しているわけじゃないよ
君に似た人を町で見つけると
つい反応してしまうのも
君のことを引きずってるわけではないよ
いるはずもないのに
いるわけもないのに
言い訳をやめてしまったら僕はきっと
溢れ出る想いを止められなくなってしまうから
ムリヤリにでも押さえ付けようとするんだ
いるはずもないのに、
いるはずもないのに振り返るのは
君じゃなくて
君の残像をそこに見つけるから
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ギターとコーラとタコスを引っ提げて
ロールスロイスよろしく
いかしたビートであの空を突っ切る
空に信号はない
止まらなくていいんだ
履き古したスニーカーの
つぶれた踵を踏んで空にダイブする
遮るものは何もない
ねえ、一緒に青空に溶けてみない?
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きっとこれからも彼が、
私を見ることはない。
そんなことわかってる。
でも彼の笑顔を見る度に
どうしようもなく騒ぐ胸を
抑えることはできなくて、
胸の鼓動に押し潰されそうになる。
(出会ってなかったら)
そんなこと思っても仕方ない
なんてことはわかってるよ。
でも、そう思ってないと
救われない、私が。
きっとこれからもあの唇は、
あの子の名前を呼ぶために動く。
私以外の誰かと幸せになるために、
あなたは生まれてきたんだろう。
きっとそんなこともう
最初からわかっていた。
望まない恋なら
最初からしなきゃいいなんて、
そんなこと人事だから
言えるんじゃないか。
すきになってくれるから
すきになったんじゃない。
どうしようもない恋だと最初から
あきらめていたわけでもない。
ふとした瞬間に彼の隣に
ずっといたいと思ってしまった。
そう思ったらもうだめだった。
(恋とは、きっとそうゆうもの)
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どんな美しい花たちだって
僕の嘘は隠せない
でも嘘で塗り固めた花束を
受けとったのは君でしょう?
僕らは同じ空気を吸った共犯者
人間の形をした罪
知ってる?人間わね
生まれながらにして
罪を持っているんだ
それじゃあ罪を重ねた僕らは
とんだ極悪人だね
そういうと笑ったきみは
もう
(あの頃の僕らはもういない)
(想い抱いていた未来の結末が、これ)
君の腕いっぱいの花束と嘘を、送る
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透き通った水の中で溺れている気分だ。
空は見えているのに、どっちが上だかもわからずに、ただただもがいている。
(君は、)
僕が溺れているのを、知ってるだろうか。
もがいている僕を見て、君は何を思うのだろうか。
いつからか離れていった距離と気持ちが、僕の胸の中をまだ交差している。
引き寄せた君の腕の細さや香りを、僕はまだ覚えている、のに。
この距離がもう二度と、縮まることはない。
そんなこともう、分かっているのに。
(気づいていた、)
君の気持ちが、僕から離れていってることに。
気づいていながら、気づいていない、フリをしていた。
君から別れを告げられるのが怖くて、ずっとずっと逃げていた。
そんなものではもう、君を繋ぎ止めておくことなどできないと分かっていたのだけれど、少しでも君の側に、いたかった。
(遠い、遠い……、遠い、ナァ)
想い出だけが渦を巻いて、いい加減前に進みたい足をひき止めるから、僕はこうしていつまでもここから離れられないでいる。
(とおい、とおい)
(あの頃のぼくら)
(とおい)
(ぼくらの距離)