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露花の部屋  〜 新着順表示 〜


[2] 透明人間
詩人:露花 [投票][編集]

時々自分が透明人間のような気がする

一人で電車に乗るとき

新宿をひとりで歩いてるとき

楽しそうなカップルを見るとき


私の存在はここでは意味を持たない

所詮

ひとりでなわばりの中へ帰っていく
透明人間

私を見て笑ってくれる家族に守られて

小さなあたたかい檻の中で

生きている
所詮

透明人間は私だけなのか?

2003/10/04 (Sat)

[1] げろっぱ
詩人:露花 [投票][編集]

小さい頃のアルバムを開くと
いつのまにか小さくなったあたしがいて
子供になったねと
語りかけたくなった

いつの間にやら
17年ほどの年月がたってた
あたしは満面の笑みで
カメラを握る父に
話しかけていた

大した事件など無かった
テクテクとにかく
浅い一段を
なにも考えず上ってきたようなものだもの


だけどこの胸の痛みは
あの頃は知らずにいた

知らなければいけない
苦い思いを経験してる

だから大丈夫なんだって
歩く糧になるって
そう思ってる

大丈夫なんて言ってくれる他人はいない
そんなに甘い人生も嫌だけど

あたしを笑う人がいたって
あたしは誰も笑わない



2003/09/25 (Thu)
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