ホーム > 詩人の部屋 > 大示の部屋 > 約束

大示の部屋


[117] 約束
詩人:大示 [投票][編集]


指を絡めて
一つの言の葉、二人で紡ぐ

この薄桃の花びらの代わりに
白い風花が舞う頃
また会おう、と
名残惜しげに指切りした

奇跡の様に季節は巡る
ヒト フタ ミ ヨ

指折り数え待ち焦がれた
約束の季節

私の体は冷たいけれど
指切りした小指は暖かい


あの日の、この場所で
想いを伝えて

これから二人で季節を巡る

2008/12/20 (Sat)

前頁] [大示の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -