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大示の部屋


[167] 道標
詩人:大示 [投票][得票][編集]


生きる為の力を求めて
排他的な嵐の中で

傷付いた僕の影のような
あなたに出逢いました

砕け散った白い牙は
定めた夢に突き刺さらずに
星屑のように美しく
流れて夜の裏側へ


傷の舐め合いなど許されぬままに

ザラザラに荒れ果てた、この道を

独り、歩いていく


折り重なった瓦礫の山
乗り越えて進む君の姿に

遠い日の僕を見た



足場になろう、君の為に

必要ならば翼だって手に入れて見せるよ

銀色の満月のように

暗い闇夜を打ち払いながら導こう


そして、いつしか夜明けの太陽となって君を照らそう

2009/01/17 (Sat)

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