当たり前のように夜が迫り
当たり前のように朝が甦る
何をすれば良いのか解らない
この私にもお節介の太陽が微笑む
せっかくの美しい朝も
息をするのが精一杯
これ以上辛い目にあわないように
と黒衣を着込んで
私は習慣化した
歪んだ笑顔を貼り付ける
生命は大事だと皆、知っている
でも、その感覚もこんなでは
いずれ麻痺する
太陽さえ届かない暗がりに浸って
もう誰の声も届かない
素晴らしい物語も歌も
心に響かない
大病をしても
最期まで生きようとする人に
何故、命を譲れないのだろうか
私の命の重さは手を離せば
飛んでゆく風船の様
2009/02/08 (Sun)