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大示の部屋


[208] いつものように
詩人:大示 [投票][編集]


夕日に抱かれた白い部屋
切なさ香るその色に

思わず景色が揺れたのは
朱色が怖くなったから


『夕暮れ時の風物詩』と

遠い時間が囁いて

『わかっているよ、そんなこと』

今の僕が呟いた


本当の独りきりなんて
知っているわけでもないのに

それでも涙が落ちるのは
僕が甘ったれだから

こんなんじゃ、笑われる
なんでもないふりをして

いつものように
おどけてみようかな

2009/03/19 (Thu)

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