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大示の部屋


[22] デビルキャッチャー
詩人:大示 [投票][編集]


ふと気づいたら

大きな箱の中にいた

周りを見渡すと
たくさんの自分

同じ服
同じ笑顔
同じ動作


名前を呼ばれたので
ここから出ようとしたけれども出口がない

コトンと音がした

上を見上げるとクレーンが下がってくる


それは自分ではない自分を捕らえ
何処かに放り投げた


・・・・・・

もう少しここにいようかな

2008/12/11 (Thu)

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