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大示の部屋


[239] 二人
詩人:大示 [投票][編集]


僕の中にある苦しみは
あなたが何を言おうとも
僕にしか、わからないもの

あなたの悲しみは
僕が何を言おうとも
あなたにしか、わからないもの


『いつ消えるのだろう』

『いつ乗り越えられるのだろう』

『いつ?』

『いつか』


『いつか』なんて日は本当に
あるのか、わからない


それでも一緒に行こう

そう言って振り向いたその顔には涙のあとがあるけれど

あなたは笑っていた


完璧に生きられる人なんていない

格好悪くても
歩けるうちは、歩いてみるよ

最後に出迎えてくれる人の
優しい眼差しを思い浮かべながら

2009/05/17 (Sun)

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