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大示の部屋


[241] 愛の記憶
詩人:大示 [投票][得票][編集]


夜を癒す、優しい歌声と

雨音の竪琴
思い出を紡いでく

忘れていた、母のあの温もり
二人で聞いていた子守唄さえ

面影は遠く、僕を拒むけど
心は確かに憶えてる

忘れはしない、最後の微笑みよ

どうか、消えないで!



傍で眠る、あなたの目蓋から
哀しみの欠片が、音もなく流れたの

ただ見つめて、冷たい指先に
そっと染み込ませて
口付けていた

甘やかな夢は、目覚めたその時
苦しい現実に変わる

わかっているのに
夢を見るのは何故?


誰か、教えて!


2009/05/21 (Thu)

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