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大示の部屋


[271] 小さな温度
詩人:大示 [投票][編集]


おうちへ帰ろう

赤く燃える夕焼けに
全部呑み込まれるまえに

おうちへ帰ろう

見馴れた公園が
知らない場所になるまえに

おうちへ帰ろう

小さな子猫が
とぼとぼ、ついてくるまえに



一緒に帰ろう

僕の他には誰もいないけれど

一緒に眠ろう

寒い寂しい世界で凍えないように



2009/10/09 (Fri)

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