果てしない混沌の中
ただ一つ恵まれている青い命
そこにどういうわけか
人が住み着いた
奇跡を感謝し
人は全ての物に祈り
時には命をも捧げた
時が過ぎ
奇跡は当たり前になった
人は弱くなり、心を無くし
汚い水の中で共食いを始めた
己の生きる場所に
墓を作るようになった
捧げるのは無数の爆弾と
無抵抗の命だけ
いつか全てが宇宙に還る
彼らにとっては当たり前であり
人にとっては突然の崩壊
長い時をめぐるチャンスが消えた
その後は何が残るのだろうか?
今は、全て杞憂であることを祈り
幾つかの未来の先に
答えを知ろう
2009/12/06 (Sun)