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大示の部屋


[365] 懺悔
詩人:大示 [投票][編集]


彼は寂しかったのだろう

彼自身は、それに気付いては
いなかった

そして

私も気付いていなかったのだ


たった独りで太陽を見て


たった独りで月を見る


そこには

『おはよう』も

『おやすみ』も


無い


たった一つの言葉に

どれほど癒されるか

知らなすぎたのだ



それが、あたりまえだった


彼の寂しく冷たい常識は

何年、何十年経とうとも

私が責任を持って

崩そう



2010/05/09 (Sun)

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