誰も寄せ付けぬその力に彼は嫌悪し恐怖を感じている『皆が自分にひきつった笑みを向けてくる。もう、うんざりだ!』何も信じるものか!みんな、消えてしまえ!長い戦いから解放され何もない部屋を見渡した何故、強いのだろう守るものが無いのに地位も、それにみあった権力も要らなかったただ一言『お帰り』と待っていてくれる存在が欲しかった
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