ホーム > 詩人の部屋 > 大示の部屋 > 孤独の人

大示の部屋


[49] 孤独の人
詩人:大示 [投票][編集]


誰も寄せ付けぬその力に彼は嫌悪し恐怖を感じている
『皆が自分にひきつった笑みを向けてくる。もう、うんざりだ!』



何も信じるものか!

みんな、消えてしまえ!


長い戦いから解放され
何もない部屋を見渡した


何故、強いのだろう

守るものが無いのに

地位も、それにみあった権力も要らなかった


ただ一言
『お帰り』と

待っていてくれる存在が欲しかった

2008/12/13 (Sat)

前頁] [大示の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -