詩人:桃汰 | [投票][編集] |
何の真似事ですか
お疲れ様です
厚く塗りたくる
ファンデーションで
まるでピエロのようですよ
よく伸びるマスカラは
ウォータープルーフですか
なら安心です
あなたが泣かない限り
パンダちゃんにはならないでしょう
化けの皮はいつの日か
皮の下の本当のお顔が
チラリズムしますよ
それでもピンクの口紅の上から染み込んだ
微かに残る温もりなんてのは
なかなか冷めては
くれないでしょうけど
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自分で捨てたはずなのに
悲しい気持ちになりました
大切の基準も知らない
青い僕です
おはようから始まって
おやすみで終わる毎日が面倒で
そのくせひとりぼっちが
世界で一番苦手な僕です
捨てれる物があるだけいいです
まだ手にいろいろ持ってるから
おはようを言えるだけいいです
またおはようが返ってくるから
自分の今ある幸せを
わかっちゃいない僕でした
詩人:桃汰 | [投票][編集] |
ドライヤーに
かき消された
行き場のない
言葉の空中浮遊
冷蔵庫に入ったままの
体と一緒に浮き沈み
バスタブにはったお湯は
温めようと必死になるが
凍てつく心は癒せない
自分の家にいるはずなのに
どこか他人の家にいる感覚に陥るのは
きっと何かが足りないせいね
詩人:桃汰 | [投票][編集] |
痛い痛い痛い痛い
軋んだような声で叫んで
まっさらな心に
まっくろな斑点を
汚されてく
汚れてく
惨めな自分を
他人のふりして鼻で笑う
イタイイタイイタイイタイ
洗濯機ならすぐそこ
洗うのなら今のうち
斑点模様がなくなる前に
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君が起きているかどうかもわからないから
とりあえず眠ることにするよ
Good night
今夜は月が綺麗だね
なんてありきたりな台詞も
言えずにしまっておく
僕はまさに鶏(チキン)
好きだとか
愛してるだとか
大きな声では言えないけれど
(小さな声でも照れちゃうけど)
この体に収まらないくらいに
君が一番大切なんだ
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現実から
目を背けるため
窓に鍵を
ほら、君の声だって届かないよ
作戦は大成功
ガラス越しの姿は
なんて滑稽だろう
なにをひとりでもがいてる?
なにをひとりでなげいてる?
手は届かない
だけど近くで君は
確実になにかを伝えようとしてたのに
目を背けたのは…誰だ?