ホーム > 詩人の部屋 > 蒼ノ天使の部屋 > 新着順表示

蒼ノ天使の部屋  〜 新着順表示 〜


[89] 勇気
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

君の弱さで
僕は光になれる
君の強さが
僕の自信になる

歩きだそう
昨日の思い出が
星になる前に
夜が明ける前に
何を祈ろうか
君と二人きりで

帰るつもりなんて
ないくせに
君はうたた寝
僕のとなりで
冬空の真下
アスファルトの上
今日も流れる
風の音色

白い雲が奏でる
たくさんの祈り
青い空が眺める
たくさんの実り
ただ愛し合おう
そして
抱き締めよう
そう
君の弱さが
僕を強くするんだ…

走りだそう
夜が明ける
その前に
何を願おうか
君の寝顔
静かに眺めながら

“愛してる”
その音が
僕を強くするんだ
明日もまた
君との軌跡が
歩めれば
それでいい
それだけでいい…

2007/01/09 (Tue)

[88] 君のいない世界
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

君がいない世界で
気付いたときは
泣きたい気持ちなど
消してしまった

白い雲が
今日も空を流れ行く
何処へ行けばいい?
時々
そう聞かれたんだ

闇に溶けそうなほど
真っ黒な瞳
君を見つめていた
栞を挟み込んだ昨日は
笛の音で流した
風の音で
風の音で…

さぁ詩を歌おう
悲しみを奏でよう
空に響くように
君に届くように
君がいない世界で
へこんでも
ころんでも
さぁ立ち上がれ
君がいなくても…

雨のナイフ
もうぼろぼろさ
心も体も
時々雲間から
神様が見えたけど
今はもう見えないさ

愛しくて
君が愛しくて
たまに迷うけれど
記憶や追憶を
手探り手繰りであさるけど
君はもう…

あぁ…
後悔だけが
僕を残してく…
夢はもうないけれど
きっと必要ないさ
君がいないのだから
なぁ、そうだろ
君が僕の夢だから
あぁ…
いつか一緒に暮らせたら
何が残ったかな
それが夢なら
夢なら…

僕は光をみた
辛い墜し夢
何を思う
重い想いは
重ね連ねにくりたたね
明日は足すに限らぬと
そう思うは僕だけか…

愛しくて
愛しくて
君のいない世界だけに
僕がいる
僕がいる…

2007/01/07 (Sun)

[87] 最期の傷跡
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

いつになれば
傷をつかなく
なるのだろう

甘い言葉
甘い酔い
僕は全てに
溺れてしまった
弱い人間
何を望もうが
そして
何を紡ごうが
全てが嘘に
綴られる

本当の愛を
知ろうとした
愚かな自分
最期の傷跡
癒すまで
気付かなかった
本当の愛など
誰も知らないのだから

未だに知らぬ
本当の愛
真の自分
傷の癒し方
何を願おうか
迷いに迷った
その先に
花が咲くは
夢の様な
儚さで

ぐるぐる回る
明日はどこ?
気付かぬふりで
やり過ごそうとした
今日
君に会うのが怖いから
逃げたいな
だから
逃げ出した

苺の様な
甘い香りが
僕を呼ぶんだ
空の青さが
静けさを呼んだ
僕はただ
忘却の彼方で
立ち尽くし
明日を
見て見ぬふりをし
過去を見た
逃げ出したんだ
君の元から
消えたんだ
あの頃の記憶から
君のあの日から…

風は吹くだろうか
もう一度笑えるか
わからない
傷跡だけが
疼き出す
そう
上手い愛仕方とか
上手い笑い方とか
不器用な自分には
必要なかったんだ
始めからわかれば
離れずに済んだのに
だから
後悔だけが
傷跡から
流れ出す
いずれ
最期の傷跡は
癒えることなく
残るだろう
忘れずに
ただ忘れずに
君を想う
こんなにも
暗く淋しい
狭い夜は…

2007/01/05 (Fri)

[86] 
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

知らないこと
無知
ただそれだけ
十分じゃない?

2007/01/02 (Tue)

[85] 千の涙
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

雲になりたい
雪になりたい
そして消えたい

星が照らす
小さな夜
精一杯生きて
時には恋した
僕の今までの人生
綺麗なものじゃ
ないはずだろ?
けなされたよ
わらわれたよ
だから進むんだろ?
飛行機雲のように
後戻りは
できないから…

千の涙を流した夜
涙が枯れるまで
泣きじゃくったさ
そう
ただそれだけが
精一杯だった
背伸び
してみたかったかな

快晴の空に架かった
儚い虹が
僕には
明日への橋に見えた
渡るには小さいだろ
渡るには狭いんだろ
だから代わりに
明日がある
殴られても
蹴られても
思い出たちは
側にいる

小さな夜を盾にして
何度も何回も
追憶の扉を開けた
夜空を飛ぶ
記憶のかけらが
僕を呼ぶ
神様なんて
いないのに…

千の涙を流した時は
すでに君はいなかった
泣きやむはずも
ないけれど
時は僕を刻む
だから
千の涙をこらえても
押さえきれない感情が
こらえきれずに
流れてく
明日を歩めと
言われても
僕は歩めず
立ち止まる
きっと
明日もまた
追憶の扉を
開けてしまうだろう…
あぁ…
千の涙
いざ届け君の元へ…

2007/01/01 (Mon)

[84] 風の音
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

君は何してるかな
気になってばかりだよ
上手く言えないけど
好きなんだ

そう言ったのが
昨日のような
一昨日のような
そんな気がした

気がついたら
夜が明けていた
気がついたら
枕が濡れていた

弱虫な自分
強がりな自分
不器用な自分
良いとこ無しの自分を
君は愛してくれた

できることならば
もう一度だけ
愛されたかったな…

月が照らした
ちっぽけな僕は
幸せを虚ろな目で
眺めてみた
答えは出なかったけど…

ただ側にいたかった
痛み負う覚悟
ついてたけれど
やっぱり弱虫なんだ

かみさまのうたた寝
響いた風の音だけが
僕を揺らした
進めるから
歩めるから
ただ前を向け
そう
だから見た
飛行機雲渡る
あの空を…

2007/01/01 (Mon)

[83] とにかく
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

僕は君を好きになった
雲間から見えた神様
瞳から見えた悲しみ

不器用な抱き方で
現実も
過去も
君をも
抱き締めたいんだ

2007/01/01 (Mon)

[82] 幼い現実
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

たくさんの足跡
たくさんの傷跡

僕は
そんな現実の
寂しさを知った

理想で
ごまかされた現実は
空気よりも軽い
嘘を希望にした
そんな嘘は
僕らを大人には
しなかった・・・

明日が確定されない
現実を彷徨う僕らは
いつ大人になれるのだろうか・・・

期待ばかりして
甘えてばかりいて
いつしか一人に
なってしまった
昨日に置いてかれた僕
ただ風吹く中
空を見上げ哀れんだ

夢をみていた僕を
大人は現実に
呼び戻した
過去に浸ることを
許しはしなかった
追憶を得ることを
認めはしなかった

全部現実
永久(とわ)に押し流された
歌のように
ただ無意味に
人であり続ける
そう
まるで
目に見えない
現実を泳ぐ
魚の様な…

2007/01/01 (Mon)

[81] 秋空秋桜
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

遠い記憶
無地に咲いた
モノクロのコスモス
色が無いのは
きっと
君がいないから

人を愛せない僕が
君の存在を
確かめている
会いたくて
でも
会えなくて
そんな儚さ
僕は今でも覚えている

寂しさを知った
悲しみに咲いた
セピア色のコスモス
涙を流さないのは
きっと
枯れてしまったから

人を愛せない僕が
君の喜びを
探している
進みたくて
でも
進めなくて
そんな感じ
今でも覚えている

僕は夢をみた
遠い蒼い街の夢
雲間から
光が差し込んだとき
君はあらわれた

歩みを止めた
その先に
こっそりと咲く
一輪のコスモス
君は気付いたかな

大嫌いなんて
何度言われたかな
不器用な僕には
君だけで
十分だったんだよ
あの秋の空に向け
愛を叫ぼう
愛を奏でよう
あのコスモスに
祈るように…

2007/01/01 (Mon)

[80] 照れ
詩人:蒼ノ天使 [投票][編集]

君の頬が
わずかにそまっていた

夜道を照らす街頭
僕らを照らす朧月

頬が赤いの
気がついたよ

2007/01/01 (Mon)
92件中 (11-20) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
- 詩人の部屋 -