詩人:蒼ノ天使 | [投票][得票][編集] |
たくさんの足跡
たくさんの傷跡
僕は
そんな現実の
寂しさを知った
理想で
ごまかされた現実は
空気よりも軽い
嘘を希望にした
そんな嘘は
僕らを大人には
しなかった・・・
明日が確定されない
現実を彷徨う僕らは
いつ大人になれるのだろうか・・・
期待ばかりして
甘えてばかりいて
いつしか一人に
なってしまった
昨日に置いてかれた僕
ただ風吹く中
空を見上げ哀れんだ
夢をみていた僕を
大人は現実に
呼び戻した
過去に浸ることを
許しはしなかった
追憶を得ることを
認めはしなかった
全部現実
永久(とわ)に押し流された
歌のように
ただ無意味に
人であり続ける
そう
まるで
目に見えない
現実を泳ぐ
魚の様な…