詩人:EXIA | [投票][編集] |
廻転している
世界は変わる
廻転し
太陽と月に触れるたび
常にその姿を
新たなものへと変えてゆく
変わらないものが
あるとすれば
それは
きっと
俺の無力
廻転している
運命が
歯車だというなら
俺達は
その間で
轢き砕かれる砂
為す術は無い
ただ…
力が欲しい
手を伸ばしても
護れないなら
その先に握る
刃が欲しい…
運命を砕く
力は
きっと
振り下ろされる
刃に似ている…
詩人:EXIA | [投票][編集] |
俺は霊が見える
こいつらに触れる
こいつらと言葉を交わせる
ただ
それだけだ…
こいつらは時々
こうして消える
どうして消えるのかはわからない
時折
その場に残るのは
俺だけに見える
血の跡と…
痛みに似た感情…
いくら体を鍛えても
こいつらのことは護れない…
それを思うとき
俺の心は…
刃に似るんだ…