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百年草の部屋


[13] 背伸びした夜
詩人:百年草 [投票][得票][編集]

久しぶりの
休日の夜

今日は君に
会えないから

一人きりの
コーヒータイム

砂糖もミルクも
僕にはいらない

夜空と同じ
闇色コーヒー
一口飲んで

君の笑顔を
月に並べて

僕は少しだけ
苦笑い

これを飲んだら
眠ろうか

明日になれば
また会える

星の代わりに
砂糖を浮かべて

白と混ざりて
やがて夜は明ける

君を想うと
眠れなかった

2010/05/12 (Wed)

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