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百年草の部屋


[37] 沈丁花
詩人:百年草 [投票][得票][編集]

まだ春と呼ぶには
少し寒すぎて


あなたの優しさに
私はただ甘えていた


薫る沈丁花



その匂いは

時に全てを忘れ去りそう


その感覚に
少しの不安を覚えても

今はただ


暖かい春を待つ


風運ぶ

甘い 甘い

春の匂いを乗せて

2011/03/08 (Tue)

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