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百年草の部屋


[4] 山茶花梅雨の頃に
詩人:百年草 [投票][編集]

山茶花梅雨の頃に

決まってあなたを
思い出します

冷たい雨に濡れる
そのキレイな花が

まるで泣いている
あなたのようだから


いっそ雪に変わって
しまえば

涙には見えなくなる
のでしょうが…


山茶花梅雨の頃に

あなたは
泣いていました

泣かせたのは
僕でした

ごめんねも
ありがとうも

伝えられないままですが

今でもあなたの
幸福を祈っています


いつのまにか空は
泣き止んで

そのキレイな花は
光と一緒に笑っていました

2009/09/15 (Tue)

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