どす黒く紅い血が噴き出した左手首自分でもわからない自分の中でもう一人の誰かが動かしてる‥‥そんな感覚もう死ぬのかな‥?もういいや‥疲れたよ‥もう一人の自分とバトンタッチしようさぁもうゴールだよ!薄れる意識の中で本当の自分に投げ掛ける最後の言葉はとてもリアルな感覚だった。
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