商店街を駆け抜けた風
一抹の不安を覚える
野良猫の欠伸
色彩を欠いた街並み
トランペット吹きが赤レンガを積み重ねる
まるで自分の罪を恥じるかの様
散りゆく葉は
足跡を覆い隠す
無くした目印
後戻りできない
回りゆく世界
止められない崩壊
今の僕には
舞う落ち葉さえ捕まえられず
ねぇ この道の先は何処に続いているのかな?
今と言う柵を超える勇気が欲しい
夜が怖いんだ
朝が嫌いなんだ
僕が嫌いなんだ
何を標に歩けば良い?
問いかけても
ただ落ち葉は
崩れる世界の様に
儚く舞って
2006/10/12 (Thu)