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山羊の部屋


[43] 旅立ち
詩人:山羊 [投票][編集]

今夜僕は街を出るよ
月が泣いてた
物語には詩織をはさんでさ
また会おうね

輝く星は高く
月は変わらず泣いて

金色のカケラ零れて
去り行く背に痕を付けた
君が近くにいた
あの頃


風の行方は複雑すぎて
追いつけないけど
僕は真っ直ぐに歩いて行くよ
君が追いつく様に

輝く星 泣かない様に振り返らない様に
君がくれた思い出が
胸の中で暴れ続ける
下向いて歩いてた

金色のカケラ降り注いで風はどこへ行くのか
どこを旅するのか

輝く星 去り行く背に
最後に月が呟いた
僕は何を言ったか
わからなかったけど


君を近くに感じていたあの頃

2007/05/12 (Sat)

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