今日、受験生じゃなくなった。


でも、勉強しなくちゃ。



それが僕の仕事だから

「言い訳に聞こえるかもしれないけど…」


じゃぁ、なんなんですか？

もう一度君に会えたなら


僕はなんて言えばいいのかな。



会えるはずないのに、こんなこと考えてて、アタシって馬鹿だなぁ

丸刈りにした。

これがぼくの決意の証。

君にお別れお告げなきゃいけなくなった。


一枚の紙に綴った一言。



「さよなら」



もう一度会えるように願いこめて

一言だけ綴った。

抱きしめてあげたかった。

でも

君に僕の手は届かないから、無理でした。

愛こそ人生最大の武器。

ねぇ、そう思わない？

今日アイツに電話した。


「この番号は現在使われておりません」


いつものこと。



しらない女の人の声を聞きながら


用件を話した。



君が出るはずないのに


今日起こったこと、ずっと一人で話してた。



あぁ、アイツいないんだっけ。


話し終わって気付いた。



でもきっと、また電話してしまう。


今度は君が出るんじゃないかって、少しでも思ってしまうから。

ただ我武者羅に

ただひたすらに駆けていた。


君の元へ…

街灯の明かりで白い雪がピンクに染まった。


ゆらゆら舞う雪はまるで桜のようで　綺麗で



一人雪の中見とれていた。